サーバーを立ててWEBサービスを作ろう!

安く優しくなっていくWEBサービランチコスト

 最近はネットサービスなどを非常に安価な値段で立ち上げることが可能になったことや、それを立ち上げるための手段が簡易化されたり、ハウツーを載せているサイトが増えてきたお陰で、既製のWEBサーバーをレンタルするという手段から、VPSサーバーをレンタルし自分好みの環境のサーバーを実現することまでが可能になってきました。これはもはや、一部の人間しか実現できなかった時代が終わり、誰もがアイディアさえあれば、それを容易に形にできる時代が来たとも言えるかと思います。

 このサイトではそんなサーバーのあれこれや、VPSを利用してのサーバーの設置方法、そしてウェブサービスの作り方について大まかに紹介していきます。

基本はLAMP構成

 ウェブサービスを作る際のWEBサーバーは基本的にLAMP構成になっていることが多いです。LAMPサーバーと聞いてあんまりピンとこない人もいるかもしれませんが、これは「Linux」+「Apache」+「MySQL」+「PHP」の頭文字を取った言葉で、今のWEBサービスなどでは最も利用されているサーバー環境の事をいいます。このLAMP構成でサーバーを組むことによって主要なWEBアプリを動かしたり、入力した情報を受け取って、違う値を返すような物が作れるようになるのです。特にMySQLはデータベースとして非常に優秀かつ扱いやすいもので、始めての人でもリファレンスを読めば扱えるようになるかと思います。

自宅サーバーじゃだめなの?

 このLAMP構成のWEBサーバーというのは勿論、自分のパソコンなどでも立てることが出来、人によってはノートパソコンなどを使って立てている人もいらっしゃいますが、個人的にはあまりオススメできません。勿論、サーバーを立てる練習ということであれば、手軽に出来るので、一つの選択肢に上がるかとは思いますが、それには大まかに4つの理由から、なるべくレンタルのサーバーを利用した方が良いかと思います。

火災の危険

 まず第一にあがるのがこの火災の危険性です。勿論、「練習用のサーバーなので24時間稼働させるわけではない」という人もいるかもしれませんが、年間のPCが原因である火災件数は東京都内だけでも10件と、少ないながらも誰にでも起こりうる危険性として存在しています。また、「もしかしたら火災になるのではないか?」「自宅のサーバーがしっかりと動いているか不安だ」といったいらない心労からも開放されますので、操作手順を覚える以外での自宅サーバー設置はなるべく控えたほうが良いかと思います。

セキュリティーの問題

 勿論、最近はノートパソコンなどで小さなWEBサービスなどを立ち上げている例などもありますが、基本的にセキュリティーの問題から初心者にはあまりオススメ出来ないかと思います。勿論レンタルしたVPSサーバーなどといったものでもセキュリティーに気をつけなくては大変な事になる可能性があることは否めませんが、自宅サーバーの場合は、自宅のネットワークに繋いであるため思った以上の場所にまで被害が拡大する可能性があります。またプライバシーなどといった観点からも、できればレンタルサーバーなどの格安のものからはじめてみるというのが一番だと思います。

結局電気代がかかる

 また自宅サーバーで24時間稼働などをする場合は、意外と電気代がかかるという事実もあります。これは電力会社にもよりますが、東京電力で平均的なプランで計測した場合に、標準で月額600円、最大で1400円ほどかかってしまいます。特に「古いパソコンを折角だからサーバーとして使ってみよう」と思った場合は、これ以上に電気を食う場合もあります。最近の機種ですと省電力化が図られているものもありますが、昔の機種などだと余計に電気代がかかる可能性もあるからです。

 一方レンタルのサーバーを利用する場合だと、人気かつ安定性が高いさくらサーバーなどでもVPSであれば月額900円から1Gのメモリと30GBのSSDを積んだモデルが使えてしまいます。通常のWEBサーバーであれば月額515円で、また用途が限られてしまいますが、129円で使えるものもありますので、こちらの方が断然お得だということに結果的にはなるのです。

保守性の問題

 特にサーバーに関しては保守性の問題が常につきまといます。特に、自宅サーバーですと、地震や天災によって壊れてしまう可能性や、落雷によってサーバー自体がショートしたり、電源が落ちてしまう可能性もあります。勿論UPS(無停電装置)をつけることによって落雷などから守る手もありますが、これも結局10000円近くしてしまいます。またそう言った天災の問題は回避できても、会社のウェブサーバやメールサーバなどの不特定多数の人に使わせるサービスだった場合、基本的に24時間365日停止できなくなりますから、セキュリティ面の対策に加え、ディスク破損などのハードウェア障害、電源障害、ネットワーク障害にも備える必要があります。

 しかも、これは仮に人気のサービスになってしまった場合はほぼ止めること無く永遠に続けなくてはいけません。正直地獄です。それに比べて、信頼の置けるレンタルサーバーであれば、基本的にこういった煩雑な手間から開放されることになります。また更には人気のサービスに仮になってしまった場合には泥棒にノートパソコンを盗まれてしまうといった物理的リスクなども生まれてしまいます。

サーバーは自分のパソコンでも立てられるが

 以上の理由から、サーバーは自分のパソコンでも立てられるが、なるべくレンタルサーバーを利用した方が良いという事になるかと思います。特に最近ではAWSというアマゾンが提供しているサーバーのようなスケーラビリティの面から優秀なものや、さくらサーバーなどの安価でありながらも非常に優秀な性能を持つサーバーなども出ていることから、「むしろ自分のパソコンでやるよりもこっちの方が利便性が高い」という事もあります。また、物によっては自由度が狭められてしまいますが、無料のサーバーなども数多く存在している為、用途によってはこれを利用するというのも選択肢の一つに入るのではないかと思います。特に自由度が犠牲になるからやっぱり自鯖でやりたいと思っている人もいるかもしれませんが、最近ではVPSといってクライアントアプリケーションを動かすことが出来るサーバーなども登場していて、もはやレンタルサーバーで出来ないことは無いに等しい状態となっています。このサイトではそんなVPSを利用した際のLAMP構成サーバー構築のハウツーも大まかにまとめてありますので、是非参考にしてみてくださいね。

サーバーレンタルは高いのか?

 さて、そんなレンタルサーバーですが、実際にどのくらいの値段がかかるのだろうと思った人もいるかもしれませんが、基本的に値段はピンきりです。用途によっては無料のものでも賄うことが出来たり、ただ個人的な実験に使いたいだけであればローカルテストだけでなく、テスト用のサービスなども無料で充実しているため、そちらを利用するのも選択肢に入るかと思います。そんなレンタルサーバーですが、そもそも、一口にサーバーといっても、どんなその種類のものがあるのか、それぞれのメリットは何か、できることはどう違ってくるのかということについて、多少なりとも疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。そこで、サーバーとは何か、どんな種類があるのかについて、次のページでは大まかに紹介していきます。